土井善晴先生といえば大丈夫

母は料理が大好きで、外出先で食事をすれば、料理を楽しむだけでは飽き足らず、自分ならその料理をどのように作るか考え、お店の人と料理についておしゃべりに花を咲かせるくらいです。

そんな母も年を取り、毎日三食の食事の用意が困難となっていき、今まで簡単な調理くらいしかしていなかった私も、料理をしなければいけなくなりました。

今まで料理が好きすぎて、台所を自分の部屋のように思っていた母にとっては、ある意味苦痛なことで、調理を始める私たちの邪魔をすることも多くなっていきました。

それでも体力的な衰えには逆らえず、結局、我慢して私たちの調理を見守ることになり、自分以外が台所で調理をしている姿を見るのも嫌なのか、料理ができあがる直前まで居間に立てこもるようになりました。

食事ができあがり、居間に並んだ料理を見ると、決まって料理のレシピを聞いて文句を言います。

時には、私たちと口論になることもあったのですが、先日、乗り切るキーワードを見つけたのです。

早朝より楽しい会話と簡単な調理で有名なおかずのクッキングを参考に料理を作ったときのこと。母が何も知らず私たちの料理に文句をつけてきたところで、私が今朝のおかずのクッキングを観て作ったのにと言った際、嬉しそうに土井先生の番組かと話し始めたのです。

母は土井勝先生と土井善晴先生の親子二代にわたる料理番組の大ファンで、お二人の違いを自分なりに分析していたのです。

いつか誰かに話してみたかったようで、その日の食事は長くなりました。これからは土井先生の名前さえ出せば、どんな料理も楽しんでくれることがわかったので、録画しておいた土井先生の番組を真剣に観ようと思います。

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